VIVOTEKについて
VIVOTEKというメーカーをご存じだろうか？ネットワークカメラに携わる業界の人間であれば、当然、名前くらいは知っているかと思う。
正直なことをいうと、筆者もVIVOTEKについてはまだまだ商品知識が足りていない。
ただし「全方位（360度）カメラに強い！」というイメージを持っている。今回は、このイメージが正しいかどうか考えていきたい。
全方位カメラのラインアップ数
まず、VIVOTEKの全方位カメラのラインアップは下記の通りだ。海外のサイトを見て調べたのですべて現行品かどうか分からないが、全１２機種あった。また、これ以外にも180°の魚眼カメラもあるようだ。
【5MPモデル】８機種
FE8174V、FE8180、FE8181、FE8182、FE9181-H、FE9381-EHV、EF9182-H、FE9382-EHV
【12MPモデル】４機種
FE78191、FE-8391-V、EF9191、FE9391-EV
＜他社の動向として＞
＊全方位カメラは、パナソニック社で６機種、ソニー社で１機種（生産終了）、キヤノン社で０機種、AXIS社で５機種のようなので、やはりVIVOTEK社のラインアップ数が多い印象だ。
※レンズが複数付属しているモデルは対象外とした。
12メガピクセルという超高画質で、赤外線投射にも対応しているモデルもあるようだ。
やはり全方位カメラに強いと言えるのかもしれない。H.265に対応したモデルもあり、高画質でも映像を圧縮できることが想定される。
ミタカ通信機様のホームページでサンプル画像が見られるようだ。
夜間に閲覧したためか、あるいは私のビューワーの設定が問題なのか、正直、ノイズが激しくて適切に閲覧ができるとは言い難かったが、カメラ１台で道路の左側と右側の両方を閲覧できるということはよくわかった。
特に物体がない場合は問題ないが、車両のヘッドライドの影響でうまく車両を撮影することができなかった。また、シャッタースピードが遅いためだと思われるが、動きの速い車両はブレてしまった。
夜間の映像を確認したので、是非、屋内での活用シーンもみたいものである。筆者は、やはり小売店などの比較的広いスペースで、顧客の動線や混雑状況を一目で把握するのに全方位カメラは向いていると考えている。
日本国内では、あまり流通しているイメージはないが、世界的には非常に強いカメラメーカーの１つだ。今後、日本市場でもどこまでシェアを拡大していくのか注目したい。
