VAST2はE-MAP機能にも対応
繰り返しの説明となるが、VAST2はVIVOTEK製のネットワークカメラであれば、32台まで登録・録画ができる無償の録画ソフトウェアである。33台目以上を登録する場合や他社のカメラを登録する場合は、有償のライセンスが必要となる。
フリーソフトでありながら非常に高機能となっており、E-MAP機能にも対応している。E-MAP機能とは、図面上にネットワークカメラを配置しておき、地図上からすぐに閲覧したいカメラを選択することができる機能である。
本記事では、利用方法について説明していきたい。
E-MAPの利用方法
E-MAPを利用する場合、設定画面より『E-MAP』の『インポートとセットアップ』のボタンを押下する。
新しい地図を登録する場合は、画面右上の『+』ボタンを押下する。
登録したい図面データを選択する。
登録した図面をダブルクリックすると、E-Mapの管理画面が開く。左側にカメラの機種が表示されるので、図面上にドラッグ&ドロップでカメラを配置することができる。
配置後は『完了』ボタンを押下する。
ライブ画面上にE-MAPを配置する
ライブ画面表示の『E-MAP』ボタンを押下する。先ほど、登録した図面データを選択する。
ライブ映像の分割画面に図面を配置することができた。また、図面上のカメラのマークをダブルクリックすると、該当のカメラを分割画面上に自動的に配置される。
柔軟な画面分割画面
筆者が気付いた小技としては、図面の大きさに応じて最適な画面レイアウトを選択することだ。VAST2にはあらかじめ、様々な分割画面がプリセットされている。
筆者が選択した図面は【縦長】の図面であったため、分割画面についても縦長のものを選択すると、より見やすく配置することができた。
『8×8』の画面レイアウトを選択したうえで、各カメラや図面のサイズを大きくしたり小さくしたりすることも可能だ。フリーレイアウトのような使い方もできる。
また、E-MAP(図面)は傾斜をつけて表示させることもできる。より見やすい方法で表示させると良いだろう。
まとめ
*VIVOTEKのVAST2を設定・操作してみて感じることは『フリーソフトとは思えない機能の豊富さ』である。上記の通り、E-MAPにも対応済だ。フリーソフトであるため、導入後のサポート面には課題が残るが、情報システムに詳しいユーザーは是非、試してみて欲しい。