Hik Central Liteで録画映像を再生する
前回の記事では、Hik Central Liteでカメラ(デバイス)を追加する方法について説明をした。
今回は、カメラに内蔵したSDカードに録画した映像を再生する。Hik Central Liteは基本的に、NVR(録画装置)やカメラ内部のSDカードに録画した映像を再生することとなる。
つまり、私個人の印象としては、録画アプリケーションというよりも、NVRやカメラなどの各種デバイスを統合的に管理するCMSとしての役割が強い印象がある。今回は、カメラに内蔵したSDカードの映像を再生する。
※重要な注意点として※
本記事では、Hik Central liteのインストールや設定方法を記載しているが、筆者もまだ勉強中のため、間違ったことを記載している可能性がある。正確な設定手順については、メーカーのマニュアルを参照して欲しい。
録画の設定(変更)
まずは、カメラのSDカードの録画設定の変更を行う。通常、録画設定はカメラ本体にブラウザでログインし、SDカードをフォーマットしたうえで、カメラ本体側で行う。しかし、今回はHik Central Liteを利用して、録画時間の変更をしていきたい。
まずは、画面右上の『システム』をクリックする。
デバイス管理タブを選択し、設定を行う”カメラ名”をクリックする。
筆者のカメラの場合、あらかじめカメラ側のブラウザ操作で録画は設定済(録画中)となっている。画面上では”カスタムテンプレート”と表示されている。今回は、この設定を変更する。
筆者の場合、常時録画(連続録画)ではなく、イベント時(動体検知など)のみ録画したいため『全日イベントベーステンプレート』を選択した。
ストリームタイプとしては、高画質なメインストリーム または 低画質のサブストリームの選択ができるが、今回は高画質なメインストリームを選択した。また、『□上書き』のチェックボックスも有効化した。録画期間は30日で設定をしている。
イベント発生時から1分後までを録画の対象(ポスト録画)とした。また、プレ録画も有効化した。
イベント(動画検知)の設定については、カメラ側で行う。Hik Central Liteの”リモート設定”機能でカメラにログインし、設定を行うことができる。
※各種イベントの設定方法については、今回は、割愛する。
”録画中”は、デバイス管理の”ステータス画面”が『正常』に変化した。
画面の下側に『ライブビュー』と『再生』というボタンがある。『再生』をクリックすると、実際にイベント録画した時の映像はオレンジ色のバーで表示され、映像を再生することができる。
または、ライブ映像を選択していた場合も、タイムバーを過去にスライドさせると、録画映像の再生を行うことができる。
また、動体検知だけではなく、『侵入検知』でもイベント録画を行ってみた。侵入検知で”人”を検知した時間帯は、上記の画像のように人のマークが表示されるため、映像を探しやすくなった。
インテリジェント検索機能
さらに、インテリジェント検索機能を利用すると、『人の侵入検知イベント』が発生した映像を探し出すことができた。
画面上の『調査』をクリックする。
インテリジェント検索画面の『場所』を選択する。
”カメラ”や”日時”を選択し、”対象タブ”をクリックする。
”人物”の侵入検知が発生したサムネイル画像から、録画映像を探し出すことができた。
とりあえず、録画映像の再生ができたので、今回の記事はここで終了とする。
※なお、本アプリケーションであるが、数日前にダウンロードできるようになったばかりであり、筆者も”手探り状態”で操作感を確認しながらこの記事を記載している。
今後、記事の修正などがあるかもしれないが、その点はご留意頂きたい。
まだ、日本だけではなく、海外のWEBサイトやYouTubeにも、Hik Central Liteに関する資料や動画はあまりアップロードされておらず、あくまでもこれからの展開が期待されるアプリケーションある。
(※おそらく、メーカー公式を除いて、このように設定や操作について記載している記事は筆者が初めてではないかと想定している。)