映像を縦長にする
ネットワークカメラの機能の1つに、コリドールビュー(廊下モード)がある。これは、ネットワークカメラの映像を横長から、縦長の映像にすることができる機能だ。
つまり一般的なネットワークカメラの場合、映像が【16:9】となっているものを、【9:16】の映像に切り替えるのである。
主な用途は、廊下だ。ネットワークカメラを廊下に設置した場合、通常の画角(16:9)では、ほとんど壁を撮影してしまうことになってしまう。また、カメラの真下は死角となってしまうため、非常にもったいないのだ。
この問題を解決することができるのが、コリドールビュー(廊下モード)である。画角を9:16の縦長の画像にすることで、カメラの死角部分を減らし、より縦長に撮影することが可能となるのだ。
ライブ映像については、スマートフォンで閲覧する場合も、コリドールビュー(廊下モード)に変更して閲覧することができる。
設定方法について
HIKVISIONのカメラを例に設定方法を説明したい。まず、Acusense対応カメラの場合、『モニタリング』モードに変更する。
※その他のモードの場合、Acusense対応カメラでは、コリドールビュー(廊下モード)が利用できないので注意して欲しい。
『環境設定』→『システム設定』より、『リソース割り当て』タブを選択する。『〇モニタリング』を選択し、『保存』ボタンを押下する。
※設定変更後は再起動する。
『画像』の設定画面で、『ディスプレイ設定』のタブを選択する。『廊下モード』のプルダウンメニューで、『オン』を選択する。これで、16:9の横長の映像を、9:16の縦長の映像に変更することができる。
※なお、物理的にレンズも縦になるように動かす必要がある。
まとめとして
コリドールビュー(廊下モード)を利用すると、縦長の映像に変更することができる。廊下などでは、死角を少なくして、より広い範囲を撮影することができる。