ネットワークカメラ推進会

Network camera promotion and communication

Hik Central Professionalクライアント 画面レイアウトの変更

クライアントは操作画面の変更

 

 今回は、HikCentral Professionalのクライアントアプリケーションの操作画面のカスタマイズ方法について説明をする。

 

※重要な注意点として※

 本記事では、Hik Central Professionalのインストールや設定方法を記載しているが、筆者もまだ勉強中のため、間違ったことを記載している可能性がある。正確な設定手順については、メーカーのマニュアルを参照して欲しい。

 

 あくまでも筆者の個人的なイメージであるが、HikCentral Professionalは、以下のように運用するのが良いのではないかと考えている。

 

 ①HikCentral Professionalウェブショートカット(ブラウザ接続)

  →システム管理者が、各種設定やメンテナンスを行うために利用

 

 ②HikCentral Professionalクライアント

  →実際の”現場の利用者”が必要な機能だけを利用

 

 実際に、現場で利用するユーザーはHikCentral Professionalのすべての機能を活用する必要はない。現場のユーザーが必要と考えられる機能に絞って表示させると良いのだ。

 

 今回は、HikCentral Professional クライアントの基本的な設定方法と画面のカスタマイズについて説明したい。

 

HikCentral Professionalクライアントの基本的な使い方

 

 まずは、HikCentral Professionalクライアントを起動する。

 

 

 HikCentral Professionalクライアントをダブルクリックで開く。

 

 

 ユーザー名とパスワードでログインする。

 

  ※なお、HikCentral Professionalのサーバープログラム と クライアントPCが同一のPCの場合は、サーバーアドレスは、『127.0.0.1』を指定する。もし、サーバーとクライアントが別の筐体である場合は、クライアントの接続先は、『サーバーのIPアドレス』を入力する必要がある。

 

 

 デフォルト状態では、このように”マップ”が優先して表示されるため、これを変更したい。このデフォルト状態は、『視覚化モード』と呼ばれる表示モードである。

 マップや様々なグラフやレポートを一覧で表示することに優れている。しかし、それらの表示をしない場合は、より使いやすいように画面をカスタマイズする。

 

 

 画面左上の 『□メニューボタン』を押下し、『システム』を選択する。

 

『ホームページモード』を選択し、『メニューモード』に変更する。

  ※デフォルトでは、『視覚化モード』が優先となっているが、本ソフトウェアのごく一部の機能を利用する場合は、『メニューモード』に変更したほうが使いやすくなる。

  ※設定を反映するためにはアプリケーションを閉じて、再度、ログインする。

 

 再度、ログインすると、このような『メニューモード』に変更される。

 

メニューモードの表示を絞る

 

 このメニューモードはドラッグ&ドロップで、簡単にメニューを見やすくすることができる。例えば、あまり使わない機能がある場合、アンコンをドラッグ&ドロップで、右側に移動させると、アイコンを少なくすることができる。

 

 

 このように、よく利用する機能だけに絞り込むことが可能だ。

  ※ライブ映像を見たい場合は『アクセスモニタ』を開く。

  ※録画映像を検索する場合は、『ビデオ検索』を開く。

  ※人数カウントなどのレポート確認したい場合は『インテリジェント分析レポート』を開く。

 

グラフィックボードを保有するPCの場合

 

 ネットワークカメラの映像を分割表示するためには、高性能なPCが必要となる。特に、多くのカメラを一度に表示するためには、グラフィックボードを搭載したPCが望ましい。

 

 グラフィックボードを有効に使う設定は以下の通りだ。

 

 

 画面右下の『システム』を押下する。

 

 

 『基本ビデオ』を開き、『GPUハードウェアデコーディング』のスライドボタンを有効化する。これで、CPUではなく、GPUを優先して、映像表示を行うようになる。

 

 また、ラインクロス検知や侵入検知、顔キャプチャなどのVCA機能の状況をモニタ上で表示させたい場合は、『VCAルールを表示』のスライドボタンも有効化する。

 


 VCAルールの表示を有効化したことで、顔検知時に、顔に赤い枠が表示されるようになった。また、筆者のPCは、オンボードの内臓グラフィックであるため、ほとんど意味はないのだが、いちおう、CPUではなく、GPUを優先して利用するようになった。

 

その他の表示方法

 

『歪曲補正』のデジタルズーム機能

 

 

 『歪曲補正』のデジタルズーム機能を利用すると、映像上の一部分を切り出して、デジタルズームで分割して表示することもできる。

 

プリント機能

 

 プリント機能を利用すると、静止画のキャプチャをプリンタから紙文書として簡単に印刷することができる。

 

 

 例えば、監視業務の報告書作成などに、プリント機能を利用すると、簡単に書類の作成を行うことができるだろう。

 

同期について

 

 もし、クライアントソフトウェアを起動したときに、以下の写真のように、更新ボタン『↑↓』に赤いマークがある場合は、必ず、クリックするようにして欲しい。

 

 

 これは、サーバー側とクライアント側で、設定内容の差異が発生した場合に表示されるマークである。『↑↓』ボタンをクリックすることで、クライアントソフト側の設定情報がサーバー側と正しく同期される。

 

まとめ

 

 今回は、HikCentral Professionalクライアントの、”ごく一部の機能”を紹介した。

 これ以外にも、様々な便利機能があるので、今後、紹介していきたい。