AIカメラとは?
今回は、AIカメラであるiDS-2CD7A46G0-IZHSの『不在検知機能』について説明したい。
AIカメラ(iDS-2CD7A46G0-IZHS)とは、カメラ本体に、顔認識や人数カウント、ヒートマップなどの様々なインテリジェント機能が内臓されているカメラの俗称である。
不在検知機能を利用すると、設定したエリアからヒトがいなくなると、アラーㇺを発報することができる機能である。
※なお、あえて記載しておくが、このカメラはベンダーから譲り受けたものではなく、海外のオークションサイトなどを利用して個人輸入したものである。
筆者のブログについては、まれに、製品やライセンスをお借りすることもあるが、基本的には自腹で製品を調達して執筆している。広告などの表示が煩わしく感じるかもしれないが、読者の皆様のおかげでなんとかブログの更新ができているため、ご理解いただけると嬉しい。
※また、この記事で掲載しているAIカメラの機能については、執筆時点(V5.8.20 build 230328)のものである。メーカー側でファームウェアの更新が発生した場合、機能が変更となる可能性があるため、ご留意頂きたい。
※今回は、バレット型カメラのiDS-2CD7A46G0-IZHSを利用するが、不在検知を利用する場合、iDS-2CD7146G0-IZSというドーム型のカメラもあるので、ドーム型カメラの利用を推奨する。
※重要な注意点として※
本記事では、Hik Central Professionalのインストールや設定方法を記載しているが、筆者もまだ勉強中のため、間違ったことを記載している可能性がある。正確な設定手順については、メーカーのマニュアルを参照して欲しい。
AIカメラによる不在検知の設定方法
まずは、AIエンジンの切り替えを行う。
カメラにブラウザでログイン後、『VCA』→『リソース割当』ボタンを押下し、『People Management』を選択する。
On/Off Duty Detectionを押下する。モードのプルダウンメニューで『不在検知』を選択する。また、映像上のどの部分を検知対象とするのか”エリア”を設定する。『□有効』のチェックボックスにチェックを入れる。
例えば、この画像では、60秒間ヒトが不在になると、アラームを発報することとなる。
『アラーム連動』タブを開き、『監視センターに通知する』にチェックが入っていることを確認する。
Hik Central Professionalで通知する
続いて、管理ソフトウェアで通知を行う。カメラの登録作業については、以下のURLを参照して欲しい。
『イベントとアラーム』→『イベントとアラームの設定』→『通常のイベントとアラーム』の順番で押下する。画面左上の『+追加』ボタンを押下する。
トリガー条件として『ビデオ』を選択する。検索バーに”不在”と入力すると、『□不在検知』のチェックボックスが表示されるので、チェックを入れて、先ほど、設定したカメラを選択する。
リンクアクションを設定することができる。様々なリンクアクションがあるが、今回は『キャプチャ画像』を選択した。
『アラームのトリガー』のスライドボタンを有効化し、『□ポップアップウィンドウ有効化』のチェックボックスにチェックを入れ、『追加』ボタンを押下する。
HikCentral Professionalクライアントでの通知
それでは、実際に、HikCentral Professionalクライアントを利用して、動作テストを行う。
上記の映像では、緑色のエリア内にヒトが1名以上、入っているため問題ない(アラームを発報しない)。
事前に設定していた”60秒間以上” ヒトの不在が継続された場合、このようにポップアップで通知をすることができる。
従業員が必ずいなければならないシーンで活用することができるだろう。