ネットワークカメラ推進会

Network camera promotion and communication

ネットワークカメラ PCの初期設定

ネットワークカメラ 閲覧用PCに設定しておきたいこと

 

 本記事では、ネットワークカメラの閲覧用PCに最低限、設定しておきたい事項について説明する。初期状態では、プリインストールされているセキュリティ対策ソフトとの相性などにより、フリーズしてしまうリスクがあるためだ。

 少しでも障害を軽減するための方法について説明したい。なお、あくまでも一例であるため、実際には、各メーカーの推奨設定の通りにして欲しい。

 

1.Windowsアップデート

 

 PCを購入した場合、まず実施しておきたいものが、Windowsアップデートだ。初期状態では、Windowsが古くバグなどがある可能性があるため、最新バージョンにしておきたい。

 

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 Windowsの設定を開き、『更新とセキュリティ』を押下する。

 

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 『更新プログラムのチェック』を押下し、最新の更新プログラムをダウンロード後、インストールする。

 

2.各種ドライバーのバージョンアップ

 

 Windowsアップデート完了後は、念のため、各種ドライバーのバージョンアップも推奨したい。特に、グラフィックス関連のドライバーは最新にしておくと良いだろう。

 

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Windowsの検索画面で『デバイスマネージャー』と入力し、設定画面を開く。

 

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 『ディスプレイアダプター』より、グラフィックスのドライバー上で右クリックし、『ドライバーの更新』ボタンを押下する。最新版を自動検索し、ダウンロードして欲しい。

 

3.セキュリティ対策ソフトのアンインストール

 

 アンチウィルスソフトなどがインストールされている場合、ネットワークカメラのアプリケーションとの相性問題により、障害が発生するリスクが高い。アンインストールしておくことを推奨する。セキュリティ対策上、アンインストールできない場合も、最低でも、検閲の除外設定を入れて欲しい。

 

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 Windowsの検索画面より『プログラムの追加と削除』を起動する。

 

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 アンチウィルスソフトを選択し、『アンインストール』を押下する。その他、PCにプリインストールされている『省エネ対策ソフト』や『セキュリティ関連ソフト』がある場合、できる限り、アンインストールしておくことを推奨する。

 

4.Windowsディフェンダーの無効化

 

 アンチウィルスソフトをアンインストールした場合も、Windowsディフェンダーは有効となっていることもあるため、これを無効化していく。

 

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 Windowsの検索画面にて、『Windows セキュリティの設定』と入力し、設定画面を開く。

 

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 リアルタイム保護などをすべて『オフ』に切り替える。

 

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 WIndowsファイアウォールも念のため、無効化しておくと良いだろう。

 

5.信頼済サイトへの登録

 

 ネットワークカメラやレコーダーのIPアドレスは信頼済サイトに登録しておいたほうが、無難だ。

 

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 IEのインターネットオプションより『セキュリティ』タブを押下し、信頼済サイトに対して、カメラやレコーダーのIPアドレスを追加していく。

 

 6.ユーザーアカウント制御の解除

 

 ユーザーアカウント制御の解除を推奨しているメーカーもあるため、設定を行う。

 

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 WIndowsの検索画面に『UAC』と入力し、ユーザーアカウント制御設定の変更画面を開く。

 

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 バーを『通知しない』に移動し、OKボタンを押下する。

 

7.電源プランの設定

 

 ネットワークカメラのライブ映像を閲覧している途中で、画面が消えないようにスリープモードも解除したい。

 

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 Windowsの設定画面で『電源とスリープの設定』と入力し、設定画面を開く。

 

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 ディスプレイが切れるタイミングとスリープに入るタイミングについて、プルダウンメニューで『なし』に切り替える。

 

 ※この際、PCに省エネ対策ソフトなどがプリインストールされていると、うまく設定できない可能性があるため、省エネ対策ソフトは事前にアンインストールしておきたい。

 

 また、余力があれば、USBの省エネ設定も解除しておきたい。具体的には、USBセレクティブサスペンドをオフにする。

 

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 『電源の追加設定』ボタンを押下する。

 

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  『プラン設定の変更』ボタンを押下する。

 

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 『詳細な電源設定の変更』ボタンを押下する。USB設定の中の『USBセレクティブサスペンド』を『無効』に設定する。

 また、外付けHDDを利用している場合は、『次の時間が経過後、ハードディスクの電源を切る』についても、『なし』に設定する。

 

 8.自動的なPCの再起動

 

 また、必要に応じてPCが自動的に再起動するように設定しておくと良いだろう。PCを常時起動していると、どうしても不安定になってしまうことがある。1日1回程度の再起動を行うように設定すると、PCが安定する場合がある。

 

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 Windowsの検索画面で『タスクスケジューラ』と入力する。

 実際の設定方法については、以下のURLにまとめているので参照して欲しい。

 

www.networkcamera.work

 

 まとめとして

 

 セキュリティ対策ソフトのアンインストールおよび電源プランの設定などを行うことで、PCを比較的、安定稼働させることができる。

 PCのフリーズに悩んでいるユーザーがいれば、上記の方法を試してみて欲しい。