温度測定顔認証端末の初期設定
今回、非接触式の温度測定顔認証端末を購入したので、初期設定を行う。
非接触式温度測定顔認証端または非接触式入退室端末とは、いわゆる『顔認証』でドアの解錠ができる端末である。
昨今では、新型コロナウィルスの影響により、ドアの解錠ではなく、温度スクリーニングを目的として店舗や公共施設に広く導入されるようになった。
今回は、初期設定方法について説明していく。
電源の入れ方
まずは、電源を入れる必要がある。端末には、様々な色のケーブルがある。この中から、DC電源のケーブルを探して結線する。本端末では、赤色と黒色のケーブルがあるため、これを電源アダプターと繋げる。
また、同梱のレンチで本体のカバーを空けて、端子を結線する。
管理者パスワードを設定する
電源を入れて本体を起動すると、まず管理者パスワードを設定する必要がある。任意の英数字を入力し、パスワードを設定する。
英語または日本語を選択する。
※今回は、日本語を選択した。
設置環境について、『屋内』を選択する。
これで、基本的な設定は完了となり、温度スクリーニング端末として利用することが可能だ。
温度の微調整を行う
本製品で測定できるのは、あくまでもヒトの顔の表面温度であり、体温ではない。そのため、実際の体温とは誤差が生じることがあるので注意して欲しい。
また、設置環境により、体温との差が大きい場合、以下の設定にて修正が可能である。
まず、管理者パスワードでログインする。カメラにヒトが入っていない状態で、画面上に指を乗せたまま右にスライドさせる。管理者パスワードの入力画面が表示されるので、パスワードを入力する。
メニュー一覧が表示されるので『温度設定』を押下する。
『温度補正』を押下する。ここで、計測した温度より『+1.0度』に設定したい場合は、『1.0』と入力する。計測した温度より『ー1.0度』に設定したい場合は、『-1.0度』と入力する。
もし、測定温度と実際の体温との差が大きい場合は、上記の方法にて修正をして欲しい。
マスク検知の有効化
マスクをしていない場合に、警告音を出したい場合は、以下の設定を行う。
管理者にてログインし、『システム』を押下する。
『顔画像』を押下し、以下のスライドボタンをすべて有効化する。
- マスク着用検知有効
- マスク着用必須
- マスク未着用警告
上記を有効化しておくと、顔画像の撮影時にマスクをしていないと警告表示を行うことが可能だ。
まとめとして
今後も、新型コロナウィルスの対策として温度スクリーニングは非常に重要だと考えられる。企業や公共施設などでの活用が期待される。
なお、温度の計測だけではなく、顔認証機能を利用すると、ソフトウェア上でログを残すことも可能である。以下のURLに設定方法を記載しているので参考にして欲しい。