ネットワークカメラ推進会

Network camera promotion and communication

VIVOTEK NVR(ND9312)の初期設定

HDDの装着方法

 

 今回は、VIVOTEKのレコーダー(ND9312)を個人輸入したので、その設定を行っていく。

 

 実際に、レコーダーを開封していこう。

 

f:id:networkcamera:20201109211256j:plain

 

 外箱は、上記のように非常にコンパクトだ。

 

f:id:networkcamera:20201109211441j:plain

 

 同梱品は、レコーダー本体、操作用マウス、電源ケーブル、HDD固定用金具、説明書となっている。

 

f:id:networkcamera:20201109231144j:plain

 

 レコーダーのカバーを開けると、上記のような状態となっていた。中身は非常にシンプルで、CPUがついたメインボードからSATAケーブルが伸びた状態となっている。ファンなども付属しておらず、ファンレスとなっている。

 筆者は、HDDが装着されていないモデルを購入したため、自分自身でHDDの装着が必要だ。モデルによってはHDDが装着済のタイプもある。

 

f:id:networkcamera:20201109212010j:plain

 

 メインボードの裏はこのようになっていた。非常にシンプルだ。

 

f:id:networkcamera:20201109212221j:plain

 

 SATAケーブルをHDDに結線し、HDDを装着する。プラスドライバーで簡単に作業することができた。

 

f:id:networkcamera:20201109212408j:plain

 

 最後に、カバーを閉じて準備完了だ。

 

 

管理者パスワードの変更

 

 ブラウザでレコーダーに接続し、初期パスワードを変更する。

 デフォルトのIPアドレスはDHCPとなっているようなので、『shepherd』にてレコーダーのIPアドレスを検索する。

 

www.vivotek.com

 

f:id:networkcamera:20201109214142j:plain

 

 『shepherd』を起動させて、現在のIPアドレスを確認する。

  ブラウザのアドレスバーに http:// IPアドレス を入力し、レコーダーに接続する。

 

f:id:networkcamera:20201109214407j:plain

 

 管理者パスワードを新しく設定する。

  ※管理者(admin)のパスワードは8文字以上で設定する必要がある。

  ※日本語への設定変更は行っていなかったが、自然と日本語表示となった。

 

f:id:networkcamera:20201109214523j:plain

 

 トレンドマイクロのIoTセキュリティサービスに『同意する』を押下する。

 

f:id:networkcamera:20201109214653j:plain

 

 これで、管理者パスワードが変更された。

 

IPアドレスの設定方法

 

 続いて、レコーダーにIPアドレスを割り当てする。

 

f:id:networkcamera:20201109214931j:plain

 

 『ネットワークカメラ』→『IP』の順に選択する。IP設定がデフォルトでは『DHCP』となっているので、これを『手動設定』に変更し、任意のIPアドレス/サブネットマスク/デフォルトゲートウェイ/DNSサーバーを入力する。

 

 入力後は『適用』ボタンを押下する。

 

HDDのフォーマット

 

 続いて、挿入したハードディスクが認識されているかどうかチェックする。

 

f:id:networkcamera:20201109220240j:plain

 

 『ストレージ』→『ストレージ』の順番に押下し、HDDが認識されているのかどうかチェックする。今回は1TBのHDDを挿入していたが、問題なく、931GB分が認識されていることがわかる。

 

f:id:networkcamera:20201109222551j:plain

 

 画面左上の『+』ボタンを押下する。

 

f:id:networkcamera:20201109222714j:plain

 

 このレコーダー ND9312は、HDDが1本しか挿入できず、RAID1の構成ができないため、プルダウンメニューで『シングルディスク』を選択し、『作成』ボタンを押下する。

 

f:id:networkcamera:20201109222913j:plain

 

 ボリュームの作成が開始された。

 

f:id:networkcamera:20201109223042j:plain

 

 『フォーマット』ボタンを押下し、HDDをフォーマットする。

 

f:id:networkcamera:20201109223212j:plain

 

 HDDのフォーマットが完了するまで待つ。

 

f:id:networkcamera:20201109223352j:plain

 

 これでボリューム1に1TBのHDDが認識され、フォーマットされた。これで準備完了だ。

 

f:id:networkcamera:20201109220530j:plain



 念のため『検証』ボタンを押下し、『高速S.M.A.R.T』ボタンをクリックした。これで、簡易的にHDDの健康状態をチェックすることが可能だ。

 

f:id:networkcamera:20201109221206j:plain



 簡易チェックではあるが、いちおう『合格』することができた。

 

最後に

 

 今回は、レコーダーの開梱からHDDの装着までを実施した。VIVOTEKのレコーダーは、非常にコンパクトで初期設定も非常に簡単な印象だ。

 動作も特にもっさりとした感じはなく、サクサクと動作することができた。

 

 次回は、カメラの登録や録画の設定などを行っていきたい。