ファームウェアのダウンロード方法
※注意点として、以下の記事は筆者が勝手に実施した手順であるので、公式な手順ではないことをご留意いただきたい。正式なファームウェアのバージョンアップ方法は、メーカーや販売店に問い合わせして欲しい。
今回、筆者が保有しているVIVOTEKのFD8166Aのファームウェアが古い状態(Version: 0203d)であったので、これを最新版にバージョンアップすることにした。
まず、VIVOTEK社のホームページより、最新版のファームウェアをダウンロードする。
2019年07月24日ににリースされた『バージョン:0213b』と、2019年09月05日ににリースされた『脆弱性パッチ:0220c_SA2019002』をダウンロードした<FD8166A-VVTK-0213b.flash.pkg>を選択する。
※なお、PDFファイルも合わせてダウンロードすることとなるが、PDFにはファームウェアに関する修正内容の説明書きが記載されていた。
カメラに接続しファームウェアを適用する
ブラウザでカメラに接続し、システムの中の『メンテナンス』を開き、ファームウェアのアップグレードを行うページを開く。『参照』ボタンを押下し、先ほど、ダウンロードした<FD8166A-VVTK-0213b.flash.pkg>を選択する。選択後、『アップデート』ボタンを押下する。
カメラ本体のLEDライトが点滅するので、バージョンアップが完了するまで待つ。
※時間がかかるが完了するまで待つ必要がある。途中で電源を切らないように注意したい。
ログイン後、画面左下の表示が『バージョン:0213b』になっていることを確認できた。
脆弱性パッチを適用する
同様の手順で今度は『脆弱性パッチ:FD8166A-VVTK-0220c_SA2019002.flash.pkg』をアップデードする。画面左下の表示が『バージョン:0220c_SA2019002』になっていることを確認できた。
※設定後は念のため、再起動した。
ビューワー画面を確認する
実際に複数のブラウザでカメラに接続を行った。
IE(インターネットエクスプローラー)の場合
バージョンアップ前の操作画面の画像を残しておらず、正確に比較できないことが残念ではあるが、バージョンアップ前と後では、若干、ユーザーインターフェースが変化した印象を受けた。
具体的には、画面左からグローバルビューが消えて、画面下に表示されるボタン類もすっきりと整理された印象だ。
※IEでは、『クライアント設定』も開くことができた。
Chrome(クローム)の場合
以前のバージョンでは私の記憶違いかもしれないが)Chromeでは、一部のボタンや操作画面が表示されなかった記憶があるが、ファームウェアバージョンアップ後は、操作用のボタンも表示され、グローバルビュー機能も利用できた。
※メーカーが正式サポートしているかどうかは不明であるが、閲覧できるブラウザの種類が増えることは嬉しく感じる。
※ただし、『クライアント設定』を開こうとすると表示させることができなかった。
※また、IEと比較すると表示した操作ボタンは少なくなった。
Edgeの場合
エッジの場合もChromeとほぼ同様の画面であった。
※ただし、こちらも『クライアント設定』を開こうとすると表示させることができなかった。
Firefoxの場合
Firefoxの場合もChrome、Edgeとほぼ同様の画面であった。
※ただし、こちらも『クライアント設定』を開こうとすると表示させることができなかった。
最後に
ネットワークカメラのファームウェアが古いと、Miraiなどのウィルスに感染するリスクやDDoS攻撃のボットにされるリスクがあるため、できるだけ最新のファームウェアにしておきたい。
今回、筆者もセキュリティ対策の向上のため、本作業を実施した。参考になれば幸いだ。また、もし手順について何か誤りがある場合はご指摘いただいたい。