パーティションを分割する必要性
本記事では、PCのハードディスクのパーティションを分割する方法について説明する。PCを購入した直後では、Cドライブしか設定されていない場合も多い。PC自体に録画する場合、Cドライブに録画し続けると、録画データがCドライブの容量を圧迫してしまいシステムが不安定化するリスクがある。
そのため、録画データはDドライブやEドライブなど、パーティションを分割し、別のデータ用ドライブに保存することが望ましいのだ。
また、OSをリカバリーする場合も、基本的にはDドライブやEドライブなどのデータ用のドライブは、データが残ることとなるため、メリットがあるのだ。
なお、ネットワークカメラの録画を行う場合、ディスクのフォーマット時に、ちょっとしたコツがあるので紹介しておきたい。
パーティションを分割する方法
それでは、具体的なパーティションの分割方法について説明していきたい。
まず、『コンピュータ』上で右クリックし、『コンピュータの管理』を開く。
『Cドライブ』上で右クリックし、『ボリュームの縮小』を押下する。
※縮小できるドライブの容量が自動的に計算される。
分割して作成したいディスク容量のサイズ(縮小する領域のサイズ)を入力する。入力後、『縮小』ボタンを押下する。
※今回はあくまでも説明用のため、32GBとした。
ドライブに割り当てるアルファベットを選択する。
※今回は<E>を選択した。
フォーマットするドライブとアロケーションユニットサイズを決める。
ファイルシステムはFAT32とNTFSから選択ができるが、通常はNTFSを選択する。
また、コツとして、ネットワークカメラの場合、アロケーションユニットサイズを64Kに設定すると良いだろう。これにより、より効率的に録画(書き込み)ができるようになるためだ。
『完了』ボタンを押下し、作業完了となる。
ハードディスク上に、【ボリューム(E)】が32GB分、追加された。
最後に
ネットワークカメラシステムの録画サーバーを構築する場合、パーティションを分割するケースも多いと思われるため、ぜひ覚えておいて欲しい。
ちょっとした手間ではあるが、この作業を実施しておくと、トラブルを防ぎ、また復旧する場合も便利である。