ネットワークカメラ推進会

Network camera promotion and communication

ビットレートの基本

ビットレートとは何か?

 

 ネットワークカメラのベンダーに限らず、ネットワーク機器を取り扱うベンダーの担当者は、ビットレートという言葉を絶対に理解しておく必要がある。

 

 詳細な説明は割愛するが、ビットレートがどのような意味であるのか、できるだけ初心者の方でもわかるように説明したい。

 

 ビットレートとは、ざっくりと説明すると『データの通信量』のことである。

 

 ビットとは、簡単に説明すると、データの最小単位である。つまり、ビットレートが高い場合、膨大なデータが流れており、ビットレートが低い場合、少ないデータが流れていると考えればよい。

 

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 bpsとは?

 

 一般的に、ビットレートはbpsという表記がされる。これは、Bit Per Secondのことで、ざっくりと説明すると『1秒間に送られるデータの量』である。

 つまり、1024Kbps と 256Kbps では、1024Kbpsの方が流れている通信量が大きいと考えればよい。

  ※1024Kbpsは、1Mbpsと表現することもある。

 

 あくまでも単純計算であるが、1Mbpsの通信量のネットワークカメラの映像を10秒間レコーダーで取り込んだとすると、レコーダーには10Mbitのデータが格納されることになる。100秒間待つと、100Mbitのデータが格納される。

 これを24時間行った場合、理論上は、86,400Mbitのデータがレコーダーに到達する。

 

 このビットレートの概念は、ほぼすべてのネットワーク機器でも共通の考え方であるため、必ず理解しておく必要がある。

 

 例えば、仮に30Mbpsのスループット(処理能力)があるUTMがあったとして、40Mbpsのデータを流そうとした場合、スループットが不足するため、動作が遅く感じてしまうのだ。

 

 ネットワーク機器は、必要なデータ量に応じた処理能力を保有する機器を選定する必要がある。

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bit と byte の違い

 

 しかし、ここで注意しなければならないのが、bit(ビット)と byte(バイト)の違いである。例えば、レコーダーに保存されたデータ量を確認する場合、86,400Mbitと、bit(ビット)の単位で表現することは一般的にない。

 

 PCに格納されたデータ量は、byte(バイト)という単位で表記される。1byte(バイト)とは、8bit(ビット)のデータを1つにまとめたものである。

 

 レコーダーのデータ容量は、bit単位ではなく、byte単位で考えなければならない。先ほどの 86,400Mbitの場合、10,800Mbyteとなる。

 キロ単位に直すと、10.8キロバイトである。

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録画容量の考え方

 

 勘の良い方であればもう理解できたと思うが、1秒間に送信されるデータの量(bps)の単位が分かれば、レコーダーでどの程度の録画容量になるのか計算することができる。

 

 例えば、カメラから1Mbpsのデータをレコーダーに送信していたとする。

 

  ー1秒間では、1Mbitのデータ量である。

  ー1分間では、60Mbitのデータ量となる。

  ー60分間では、3,600Mbitのデータ量となる。

  -1日では、86,400Mbitのデータ量となる。

  -30日では、2,592,000Mbitのデータ量となる。

  ーもし、カメラが4台あった場合は、単純に4倍すればよいので『10,368,000Mbit』のデータ量となる。

 

 

 これを、byte(バイト)に変換する場合は、8で割ると良いので『1,296,000Mbyte』となる。

 

 分かりやすく単位を修正すると、1,296ギガバイトとなる。

 つまり、約1.3TB(テラバイト)の録画容量となるのだ。

 

もっと簡単に計算したいヒトへ

 

 これまでの説明を読んでもピンと来なかったヒトも安心して欲しい。世の中には、これらの計算を瞬時に行ってくれるツールがある。

 

nvr.bz

 

 上記のURLはシステムケイ社がホームページ上に公開している録画容量の計算ツールである。画面の下の方にスクロールすると『ビットレートによる日数計算』というメニューがある。

 

 ここに、カメラ1台あたりの『ビットレート』や『台数』、『HDD容量』などを入力すると、録画できる日数の目安が瞬時に計算できる。

 

最後に

 

 筆者としては、上記のようなツールがなくでも、電卓などで計算できるように『ビットレートの考え方』や『計算方法』を習得して頂きたいと願っている。

 しかし、よく理解ができない方は上記のツールを活用すると良いだろう。