この記事ではAXIS製ネットワークカメラにおけるFTPの設定方法について説明する。なお、本記事については、ある程度、AXISカメラの基本的な設定方法を理解していることを前提に簡易的な説明とする。
AXISカメラでFTP送信のイベントを作成する
「設定」画面の中で「システム」を押下し、「イベント」ボタンをクリックする。
<Action rules>で<Add…>をクリックする。
イベントのアクションルールを設定していく。FTP送信先については「New Recipient」ボタンを押下し、設定項目を入力する。
※上記設定の細かい内容は本記事では割愛するが「システムが起動している間は動画データをFTP用のフォルダに送信し続ける」というルールを作成している。
FTPのフォルダを作成したPCのIPアドレス、フォルダ階層、ユーザ名、パスワードなどを入力する。
「Test」ボタンを押下して、問題なく接続できれば作業完了となり、「Close」ボタンを押下する。
イベントのアクションルールの設定画面を「OK」ボタンで閉じる。
PCのフォルダについて
FTP用のフォルダに、動画データが保存されていることが確認できる。
※ただし、書き込み途中の動画ファイルについては再生することができなかった。
※また、書き込みが終了した動画ファイルについても、windowメディアプレイヤーでは早送りをすることができないなどの制限があった。
なお、今回はイベントのアクションルール作成時に「Send Video Clip」を選択したため動画データを送信したが、仮に「Send Images」を選択していた場合は上記のように、JEPGデータを次々に送信することも可能だ。
また、常時送信のではなく「センサーを検知した時だけFTP送信する」「特定の時間帯で送信する」などの設定も可能であるため、認証系ソリューションやホームページ上への画像の公開などでも度々、用いられる仕組みである。
今回の記事では必要最低限の説明となったが、基本的なルールさえ覚えてしまえば、決して難しい仕組みではないため、活用して欲しい。