録画期間はユーザー自身で決める
ネットワークカメラシステムの導入するユーザーは、録画期間を何日程度にするのか導入前に決めておく必要がある。
ネットワークカメラシステムの導入が未経験のユーザーから「録画期間は何日にすればよいですか?」という質問を度々受けることがあるが、これはユーザー自身で決定する必要がある。
なぜならば、必要となる録画期間はユーザーの業務やニーズによって異なるためである。
以下はあくまでも一例であるが、実際に利用しているユーザーがどの程度の録画期間で運用しているのか紹介しておく。
防犯目的の場合
●録画期間:1週間~2週間程度
*防犯対策として導入しているユーザーの多くは、録画期間を1~2週間程度で設計している場合が多い。なぜならば、仮に事務所で事件や事故が発生した場合、大抵の場合、当日または翌日には気づくことができるためである。
*事件発生後、ユーザーは録画されたデータを再生し、実際に事務所で「何が発生していたのか?」「誰が侵入していたのか?」確認することができる。
*ただし、長期休業期間などを考慮し、2週間程度は保存しているユーザーが多い。
*一般的に録画期間を2週間と設定していた場合、15日目には初日のデータが削除されるめ、期間内に映像を確認しておく必要がある。
製造ラインの監視(異物混入の抑止の場合)
●録画期間:1か月~半年以上の場合も
*製造業などにおいては、録画機関が長期化する傾向がある。特に、食品工場においては「賞味期限」に合わせて半年以上の録画を希望されるケースもある。
*しかし、実際には長期間の録画を実施する場合、必要となるHDD容量も大きくなりコストが大きくなる傾向があるため、取引先などに必要となる期間を確認しておく必要がある。