ネットワークカメラ推進会

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屋内用ボックス型カメラを比較する!(1MP編)

今回は、屋内用ボックス型カメラで最も優れたスペックのカメラはどれかを考える。

なお、何度も繰り返すようにネットワークカメラはカタログスペックは参考値でしかない。実際には実機による映像の確認が必要だ。

しかし、あえて今回はカタログスペックによる比較を行う。なお、今回は1メガピクセルレベルでの比較を行うが、各社でラインアップの数が非常に多いため、必ずしも同等品での比較となっていないことをご理解いただきたい。

(正直にいうと、各メーカーでどのモデルを比較対象品としてよいのか非常に悩んだ。)

では、さっそく比較していこう。

 

前提条件

*解像度は1メガピクセル(100万画素程度)レベルのモデルとする。

*標準価格または市場価格が10万円以下とする。

*屋内設置用とし、防水防塵対策は原則、不要とする。

*18年2月現在のカタログスペックで比較する。

<下記比較資料の重要な注意点について>

*各メーカーおよび販売店のWEB上の仕様書を参考に作成したが、誤りがある可能性がある。     *正式な仕様内容は、必ず各メーカーおよび販売店への確認をお願いしたい。

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パナソニック BB-ST165Aについて

他のモデルが基本的には固定モデルなのに

 

ソニー SNC-EB600について

低照度性能や逆光対策に優れている印象を受けた。一方、SDカードは非対応で内蔵マイクもないようなので、その場合は別モデルへの変更が必要となる。また、SNC-EB600が光学式のデイナイト機能を持っているのに対して、SNC-EB600Bという電子式のデイナイト切り替え機能を保有するモデルもあり、後者の方が若干安い。

 

キヤノン VB-S905F MkⅡについて

画角が水平:96° 垂直:60°と垂直画角が深い印象を受けた。多彩なインテリジェント機能を持っていることも評価できる。また、筐体も非常にコンパクトだ。一方で、他メーカーがCSマウント式のバリフォーカルレンズを使用しており、必要に応じてレンズ交換や設置時のズームができることに対して、VB-S905Fは単焦点レンズであることだけが若干、気になった。ズームが必要な場合の対応が本モデルではできない。もし、ズームや内臓マイクが必要な場合は、VB-S910Fという別モデルを選定するとよい。

 

●AXIS M1124について

AXIS社の強みであるZIPストリームというデータ圧縮技術を保有するほか、ワイドダイナミックレンジ(フォレンジックキャプチャー)も採用しているところも評価できる。逆光が強い環境下でも撮影ができる可能性がある。また、コリドールフォーマットも対応可能だ。ただし、音声へのサポートがないことがやや残念だ。レンズ交換式を希望しない場合は、形状が異なるがAXIS M1065-Lを選定することも良いかもしれない。

 

●ハイクビジョン DS-2CD4012F-Aについて

ネット上で検索してみたがあまり情報がなかったため、比較表には記入できる範囲で記入した。レンズが別売りとなっているため、水平画角などの記載もできなかった。

 

マイク内蔵やSDカードの対応/非対応などの細かい違いはあるものの、ややこのクラスではコモディティ化しつつある印象も受けた。突出して高いスペックを持つカメラはないようだ。あとはカタログスペックではなく、実際の映像やデータの圧縮率で機種を絞っていく必要がある。

昨今のニュースや報道では、4Kや全方位カメラ、顔認証システムなど高度なモデルやソリューションが目立っているが、実際に一番ユーザーに売れているのは、この1MPレベルのカメラであると想定される。例えば、小売店などにロットで導入されるケースも多い。

各社が他社と差別化するためにどのような舵取りをするのか期待したい。