できるだけ早く故障に気づくために
前回の記事ではNAS(レコーダー)の健康状態を把握する方法について説明したが、今回はさらに異常時にメールなどで通知させる方法について説明する。
前回の記事と同様に Surveillance Stationの設定画面を開き、『イベント管理』を押下する。『〇従来のモード』を選択し、『Eメール』タブをクリックする。
※今回は、QNAP製NASのコントロールパネルとは異なり、Surveillance Station専用で通知機能を利用したいため『〇 Surveillance Stationの一意の設定を入力する』を選択した。
レコーダーに送信元として設定するメールアドレスの情報(SMTPサーバー)の情報を入力する。
※なお、メールサーバーを提供するプロバイダーのセキュリティによってうまくレコーダーからメール送信ができないケースがあるため、できるだけ事前のテストを推奨する。
続いて、どのようなタイミングでメール通知を行うのか選択する。
※例えば下記の画面では、<カメラとの接続エラー>と<録画の失敗>が発生した場合にメールで通知できるように設定をした。モーションを検知したタイミグでメール通知することも可能ではるが、検知の数が膨大になり、必要以上にメールが飛んでしまうケースもあるため、特に必要でなければ、<カメラとの接続エラー>と<録画の失敗>の時のみメール通知させる設定を推奨したい。
最後に適用ボタンを押下すると、設定は完了となる。
前回の記事では定期的にレコーダーの健康状態をチェックすることを推奨したいと書いたが、実際にはなかなか忙しくてレコーダーの動作確認ができない場合も多いと思う。
このような通知機能を活用することで、(事後となってしまうが)問題の発生に気づきやすくなるメリットがある。