WEBカメラとネットワークカメラは違う!!
昨今、新型コロナウィルスの影響もあり、WEB会議システムを活用し、テレワークを実施している企業も多いのではないかと思われる。筆者のこのサイトもWEB会議関連の記事の閲覧数が伸びている。世の中としてもWEB会議への注目が高まっているのであろう。
ただし、誤解がないよう説明しなければならないが、一般的には『WEBカメラとネットワークカメラは似て非なるもの』である。
それぞれの違いについて説明しよう。
WEBカメラとは?
WEBカメラとは、一般的にはPCとUSBで接続して利用するカメラのことである。メジャーな製品としてはロジクール製などのWEBカメラがある。
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その他のメーカーとして、法人向けでは、AVERなどが筆者の推奨だ。CAM450では、光学16倍のズーム機能を搭載しているため、複数人での会議にも利用することができる。また、CAM340+など非常に広角なレンズのモデルもある。
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ただし、いずれの場合も、PCとはUSB接続となっていることが一般的だ。WEBカメラ自体には、WEBサーバー機能やネットワーク機能はない。WEBサーバー機能やネットワーク機能はUSBで接続したPCがその役割を担う。
ネットワークカメラとは?
一方で、ネットワークカメラの場合、カメラ単体でもサーバー機能やネットワーク機能を保有している。言ってみれば、カメラ本体が1つの小さなコンピューターであるのだ。
PCとは、HUBを経由してLANケーブルでデータの送受信を行う。カメラ本体にマイクやスピーカー機能を搭載しているモデルも存在している。近年では、カメラ本体に様々なアプリケーションをインストールできるような製品もリリースされている。
しかしながら、一般的にはWEB会議システムでネットワークカメラを用いるケースは少ない。基本的にWEB会議システムでは、USB接続のWEBカメラが用いられるため、ネットワークカメラを利用するケースは少ないのだ。
筆者もネットワークカメラは優れたインテリジェントな機能を保有しているが、WEB会議においては、単純なUSB接続のWEBカメラの方が設定面でも扱いやすいと感じている。
※例外的に、ジャパンメディアシステム社のLiveONなどは一部のネットワークカメラもサポートしている。
まとめ
- WEBカメラとネットワークカメラは似て非なるものである。
- WEBカメラはPCとUSB接続させるものであり、ネットワーク機能やWEBサーバー機能は保有しない。
- WEB会議においては、WEBカメラを用いられるのが一般的であり、ネットワークカメラが利用されるケースは少ない。