ネットワークカメラ推進会

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カメラに何台もレコーダーを接続する

カメラに対して、管理者権限を1接続に限定する

 

 筆者は以前、別の記事でも説明していたが、ネットワークカメラに対して、管理者権限で接続するユーザーは1接続に限定することを推奨している。複数の端末がネットワークカメラに対して、管理者権限で接続してしまうと、カメラ側がどの端末の命令を優先して処理するべきか分からず、管理者権限の奪い合いが発生する可能性があるためだ。

 最悪の場合、カメラのファームウェアがフリーズしたり、不具合の原因になる可能性がある。システム設計時は、注意が必要だ。

 例えば、1台のネットワークカメラに対して複数のレコーダーで録画しようとすると、カメラの負荷が大きくなり不具合が起きる可能性がある。レコーダーがカメラの設定値を書き換える挙動を行うタイプの場合、特に注意が必要だ。

 

 

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【検証】実際に複数のレコーダーで接続する

 

  では、実際に、カメラ1台に対して複数の録画装置で接続させることにした。イメージとしては以下の通りである。

 

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 *カメラ AXIS M1065-L

 *録画装置1 アクシスカメラステーション

 *録画装置2 NVR-204 Mk2

 *録画装置3 XProtect

 *録画装置4 QNAP Surveillance Station

 

 ※カメラの設定値は H.264 1920×1080 15fpsとする。

 ※なお、カメラやレコーダーの機種や設定内容により挙動は異なるため、今回の記事はあくまでも参考程度にして欲しい。

 

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 検証結果としては、4種類の録画装置すべてにおいて、録画・録音することができた。筆者の想定では、まともに設定さえできないのではないかと考えていたが、いちおうすべてのレコーダーで録画ができた。

 ただし、やはり一部の録画装置では、ライブの表示が途切れてしまうケースも見られた。また、あくまでも今回は、すべての録画装置を同じ設定値としたため、異なる設定を行った場合は、より不安定になる可能性がある。

 ネットワークカメラはそれぞれの機種で処理できるCPUの能力が異なり、多くの端末に対して映像を配信した場合、カメラがフリーズするリスクが高まるだろう。今回はかなり短い時間での検証作業であったが、長時間検証をしていると、もっと不安定になった可能性もある。

 

まとめとして

 

 ネットワークカメラを複数のレコーダーで録画するようなケースでは、カメラがフリーズするリスクが高まるため、システム設計時には十分な注意が必要である。

 

 また、録画装置を変更する場合も、前の設定情報がカメラ側に残っており、不具合が発生する可能性もあるため、できるだけ本体を工場出荷時にリセットしてから、再設定を行うとリスクを軽減することができるだろう。