ハイクビジョンのファームウェアが古くなっていた
筆者が保有するハイクビジョンのネットワークカメラ(DS-2CD2145FWD-I)のファームウェアが古いため、今回はこの更新を行う。
現在のファームウェアバージョンは『V5.5.80 build 180911』であった。ファームウェアのバージョンから推測すると、18年9月11日版のファームウェアであると想定される。
サイバーセキュリティの観点からもファームウェアを最新にしておきたいと考えたのだ。
※現状のファームウェアはカメラにログイン後、『環境設定』→『システム設定』→『ファームウェアバージョン』で確認することができる。
どこからファームウェアのファイルをダウンロードすればよいか?
問題は、どこから最新のファームウェアをダウンロードすればよいか?という点である。日本製のネットワークカメラであれば、メーカーのホームページ上から最新のファームウェアをダウンロードすることができる。
しかしながら、ハイクビジョンの場合、どこからダウンロードすればよいかイマイチよくわからなかった。そのため、とりあえず以下のURLから最新版だと思われるファームウェアをダウンロードすることにした。
まずは、機種名で検索をかけてみる。
製品の紹介サイト(スペック)が表示された。
下部へスクロールすると、ダウンロードセンターの中に『ファームウェア』との記載があった。このファームウェアのファイルをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを確認すると、『IPC_G1_EN_STD_5.6.3_190923』との記載があった。おそらく、19年9月23日版のファームウェアだと想定される。
今回はこのファイルをカメラに適用することにした。
ファームウェアを適用する
ブラウザでカメラに接続し、『メンテナンス』ページを開く。アップグレードと記載されたメニューがあるので、ここから先ほどダウンロードした『digicap』というファイルをアップロードする。
ファームウェアのバージョンアップが完了するまで待つ。
※このタイミングで電源を切らないように注意して欲しい。
※バージョンアップ完了後はカメラが自動的に再起動される。
とりあえず、ファームウェアのバージョンを上げることが出来た。
ライブ映像が表示されないトラブル
なお、バージョンアップ作業完了後、ちょっとしたトラブルが発生した。なぜかカメラのライブ映像が表示できなくなったのだ。
解決策として『プラグインの再インストール』『認証形式をBASIC認証へ変更』『ブラウザの信頼済サイトへの登録』『PCの再起動』など行うと、表示できるようになった。しかし、ちょっとだけ体感上では、ブラウザで表示される速度が遅くなってしまった。
※もしかすると、筆者のネットワーク環境ではUTMなども設置しているため、影響があった可能性もあるが、明確な原因は分からなかった。
一部、課題は残ったものの、これで作業は完了した。もしかすると、多少、表示されているメニューが変わっているのかもしれないが、特に以前と違和感はなかった。
最後に
筆者は、今回、メーカーのサイトから直接、ファームウェアをダウンロードしたが、この方法が適切であるかどうかは分かっていない。
筆者のカメラはネット通販で購入したものである。そのため、問い合わせ先などがわからないのだ。
もし、皆様が正規の販売店から購入した製品の場合、日本仕様のモデルもあるようなので、必ず、作業実施前に販売店に確認・相談するようにして欲しい。