解像度とセンサーサイズ

<210万画素のカメラ>と<130万画素>のカメラでは、どちらがキレイな映像が得られるだろうか?


一般的には<210万画素のカメラ>の方がキレイだと思われるだろう。この考え方は、間違ってはいないが、必ずしも適切ではない。


 なぜならば、解像度を高くすると、デメリットとしてセンサー(1粒1粒の映像素子)に当たる光の量が少なくなるため、暗い映像になってしまうからである。




 これについては、以前、下記の記事で説明したため参考にして欲しい。

  たまに海外製のカメラで極端に安価であるにも関わらず、解像度が400万画素など高解像度のスペックを保有するモデルがあるが、センサーのサイズが小さい場合、暗い場所での撮影が困難なケースがあるため十分に注意して欲しい。

 ※カタログに、映像素子として<1.8型CMOS>や< 1/3 型CMOS >、< 1 / 4.85型CMOS>などと記載されているが、これがセンサーのサイズ(インチ数)である。暗い場所での撮影の強さはセンサーのサイズだけに依存するものではないが、同じ解像度の場合、1.8型のセンサーの方が理論上は暗い場所での撮影に強いと言える。




キヤノン ME20F-SHNの驚くべきセンサーサイズ


 では、仮に<非常に大きいセンサー>であるにも関わらず、敢えて解像度が低いネットワークカメラを造ったらどのようなスペックになるのだろうか?


 実際にこれを実現しているのが、キヤノンのME20F-SHNである。このカメラは、35mmフルサイズ単板CMOSセンサーを搭載しているにも関わらず、解像度はわずか約226万画素しかない。


 もし、一眼レフカメラで35mmフルサイズのCMOSセンサーを搭載するとなると、2000~5000万画素のスペックであっても不思議ではないが、ME20F-SHNはわずか226万画素だ。

  ※あくまでも下記の図はイメージであるが、とにかく1粒1粒の映像素子で取り込める光の量を大きくすることができるのである。


 これにより、人間の目では見えないような極めて暗い場所でもカラーで撮影することができるのである。


 ネットワークカメラのカタログを見る際に、どうしても一般のユーザーには「解像度が高いカメラが映像もキレイだ」と思われる傾向があるが、必ずしもそうとは言えないということをご理解いただきたい。

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