ネットワークカメラ推進会

Network camera promotion and communication

激安ネットワークカメラの性能とは?

AMAZONで最も安い?ネットワークカメラ

 

 筆者は、これまでネットワークカメラに関する様々な記事を書いてきたが、それはあくまでも『法人向けのネットワークカメラ』を基準としていた。

 

 ネットワークカメラには、大きく企業や団体が利用する『法人向けのネットワークカメラ』と、家庭などで利用する『個人向けのネットワークカメラ』の2種類に分類される。

 

 例えば、近年では出勤中に家でお留守番をさせているペットの様子を職場からモニタリングしたいというニーズあり、ネットワークカメラを導入しているユーザーも多い。

 

 スマートフォンを利用して簡単に外出先や遠隔地からカメラの映像を閲覧できるため、ネットワークカメラは法人だけでなく、個人にも普及が進みつつある。

 

 

 しかし、筆者はあくまでも法人向けのネットワークカメラの勉強をしており、個人向けについてはあまり明るくないのが実情である。

 

 そこで今回は、『法人向け製品と個人向け製品では、どの程度の性能の違いがあるのか?』調べてみようと考え、実機を購入した。つまり、コンシューマーモデルがどのような実力値なのか試してみようと思ったのである。

 

 筆者が購入したのは以下のモデルだ。

 

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 ※なお、上記URLはAMAZONアソシエイトのリンクです。

 ※金額は変動する場合がございます。

 

 筆者が確認した時点で『3,999円』の超激安品である。筆者が日ごろ、触っている法人向けモデルでは、安くても数万円~となっているため、全く価格帯が異なる。

 

 いったいどの程度の性能なのだろうか!?

 

とにかく、多機能である

 

 上記のモデルだけではなく、ネットワークカメラのコンシューマーモデル全体に言えることであるが、とにかく『多機能』である。

 

 筆者が購入したのは【Wansview】というブランドの【Q6】というモデルである。まず、なぜこのモデルにしたかというと、なんといっても<アレクサ>に対応しているからだ。

 

 筆者も普段は天気の確認などでアレクサを利用しているが、アレクサとネットワークカメラがどのように連携できるのかが気になり、本製品を選定した。

 

 主なスペックは以下の通りだ。

 ・1080P(約200万画素)

 ・水平(パン)350°垂直(チルト)90°

 ・4倍デジタルズーム

 ・内蔵マイク・スピーカー

 ・5mの赤外線投射

 ・動体検知

 ・クラウドまたはSDカードへの録画

 ・遠隔地からモニタリングできるアプリケーション

 

 まず、皆様にご理解いただきたいのは、法人向けのネットワークカメラの場合、これほど多機能なモデルは、まず存在しない。

 

 一般的に、PTZ(首振りやズーム機能)と赤外線投射を搭載したモデルは高価だ。おそらく、日本製のネットワークカメラで本格的なPTZ機能を保有するモデルだと、少なくとも20万円くらいはするだろう。

 

 また、スピーカーを内蔵しているモデルもごく一部だ。これほど多機能なカメラは、法人向け製品では非常に珍しい。

 

 おそらく機能の数だけで比較すると、個人向けのモデルの方が多いだろう。

 

 では、実際にそれらの機能が、どの程度の性能なのか試してみよう!

 

いざ、開封へ!

 

 早速、到着したモノを開封した。激安品なので、もっとボロボロの箱に入ってくるのかと思っていたが、意外とキレイであった。

 

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 同梱物としては『カメラ本体』『電源およびケーブル』『取り付け用のプラスチックの台座』『取り付け用のビス』『日本語マニュアル』であった。

   ※なお、製造国は中国である。

 

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 英語や中国語のマニュアルしか入っていないかもしれないと考えていたが、日本語のマニュアルが入っていたことはありがたかった。

 

 ただし、この『取り付け用のプラスチックの台座』は注意が必要かもしれない。普段、法人向けの製品を見ている筆者からすると、ちょっと強度が不安視される。

 ビスで固定させて設置する場合は、最悪、落下しても問題がない場所に設置する方が無難だろう。

 

 法人向け製品であれば、取り付け用の金具だけで3000円以上するので、仕方がないと言えば仕方がない。

 

ちょっとした誤算(筆者の勘違い)

 

 ただし、ちょっと誤算であったのが接続方法が『無線LAN対応のみ』で有線LANには対応していなかったことである。さすがに、この激安価格でPoE対応は難しいと思っていたが、有線LANを結線することはできると思い込んでいた。

 

 無線アクセスポイントに接続させるだけなので、特に支障はないが、法人向け製品との違いは、まず有線LANがないことだと理解できた。

 

 どうしても無線LANは有線LANと比較すると常時接続時の安定性には欠けるため、信頼性を重要視する場合は、やはり有線LANのモデルが必要であると考えられる。

 

 

 設置形態として、電源コードも短いため現実的には、電源が近くにある机などに据置きで設置することになるだろう。

 

 ボディサイズは、10cmくらいなのでなかなか小型である。

 

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設定は非常に簡単

 

 続いて、スマートフォンにアプリケーション【Wansview】というアプリケーションをインストールし、カメラを無線ネットワークに参加させた。

 

 設定作業は非常に簡単で、筆者の場合、約10分程度の作業で完了した。

 

 記事が長くなってしまったため、具体的な設定方法については、次回の記事で説明しよう。