VAST2をCMSとして利用ができる
VIVOTEKのNVRは、以前紹介したVAST2というアプリケーションを利用して、レコーダーを統合管理することができるので紹介したい。
VAST2については以下のURLを参照して欲しい。
VAST2にレコーダーを登録する
それでは早速、VAST2にレコーダーを登録させる。まずは、レコーダー側で準事前備しておく必要がある。
設定メニューを開き、『ネットワーク』→『サービス』を選択する。CMSとiViewerについて『□アクセスを許可』のチェックボックスにチェックを入れる。
CMSでVAST2で接続する際のパスワードを決めて入力する。入力後は、『適用』ボタンを押下する。
続いて、VAST2を起動し、通常通りログインする。
※もし、うまくログインできない場合は、ファイアウォールの開放など実施してみて欲しい。
設定画面を開き、『機器』のメニューで『場所』を選択する。
『+』ボタンを押下し、レコーダーのIPアドレスやポート番号、CMSパスワードなどを入力する。
※入力後は追加ボタンを押下する。
もし、ここでうまく登録ができない場合は、ポート番号に誤りがないかどうか確認して欲しい。例えば、筆者のレコーダー側のCMSのポート番号は『443』に設定していた。そのためVAST2側から接続する場合も『3443』から『443』に変更する必要がある。この設定は、注意して欲しい。
無事にレコーダーがVAST2でも認識された。
ライブ映像を閲覧すると、ND9312の映像がVAST2でも認識できている。
まとめ
- 複数台のレコーダーがある場合は、VAST2をCMSとして利用することができる。
- 設定には事前に、レコーダー側でパスワードなどを設定しておく必要がある。
疑問点として
なお、最後に筆者の疑問点を書き残しておく。それが、ライセンスの考え方だ。VAST2はVIVOTEK製のカメラの場合、32台まで無償で利用することができ、カメラ33台以上の場合は有償ライセンスが必要だ。
例えば、VIVOTEK製のカメラが50台の場合、追加で18ライセンスを購入する必要がある。
問題は、レコーダーをVAST2に登録した場合だ。レコーダーに登録されたカメラを(レコーダーの配下にあるカメラを)32台にカウントするかどうか、筆者はわからなかった。
例えば、カメラ8台を録画しているレコーダー(ND9312)を仮に、5台以上、VAST2に登録した場合、合計のカメラ台数は40台になるので、追加ライセンスが必要かどうか気になるところだ。
いちおうVAST2のライセンス情報を見る限りは、レコーダー(ND9312)は『購入されたパッケージ』との記載があり、追加ライセンスは不要なようにも見える。
正確な情報が知りたいので、ご存じの方がいれば、是非ともコメントに残して欲しい。