NASタイプのレコーダーのメリット
ROD社のバイオスターのようなNASタイプのレコーダーの重要なメリットの1つとして、PCからマウントして接続ができるというメリットがある。
一般的なNASと同じ方法であるが、エクスプローラーで『¥¥IPアドレス¥フォルダ名』を指定すると、あたかもPC上のフォルダのようにレコーダーのフォルダと接続することができるのだ。
レコーダーの録画データをドラッグ&ドロップで簡単にダウンロードしたり、バックアップを取得するなど、非常に便利な機能である。
Win7からWin10への買い替え時には要注意
このようにPCからレコーダーに対してマウントしてデータを閲覧できる機能は、非常に利便性が高いが、最近購入したPCではこれがうまくできないケースもある。
実はWindows10の最近リリースされたバージョンではセキュリティ対策としてSMB/CIFSが無効化されているため、適切にマウントができないのだ。
SMB/CIFSが無効化された状態では、ブラウザでは映像を閲覧することはできても、エクスプローラーからレコーダーのフォルダに接続することはできない。
今回は、SMB/CIFSの機能を有効化する方法について説明する。
SMB/CIFSを有効化する方法
まず、『コントロールパネル』を開き、『プログラムと機能』を選択する。
『Windowsの機能の有効化または無効化』を選択する。
『□SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート』のチェックボックスにチェックを入れる。また、『+』ボタンを押下し、配下のチェックボックスにもチェックを入れる。
この作業を実施後、PCを再起動すると、設定を反映させることができる。
Windows10ではセキュリティ対策が強化されている一方で、上記のように従来利用できていたサービスが利用できなくなるケースがあるので注意して欲しい。
ほとんどの場合、上記のように無効化された機能を有効化すれば解決できるので、もし、同様のトラブルに遭った場合は、上記の方法を試してみると良いだろう。