NX Witnessについて
今回の記事では、NX Witnessの評価版をインストールしていく。NX Witnessはいわゆる”VMS(ビデオマネジメントソフトウェア)”の1つである。具体的なシェアは筆者もわからないが、近年のネットワークカメラ業界において存在感を高めつつあるように感じている。
例えば、セキュリティ関連の展示会やイベントに参加すると、必ずと言っていいほど、NX Witnessおよびその関連アプリケーションが何らかの形式で展示されていることが多い。いま再評価されているVMSの1つである。
NX Witnessの特徴はなんといっても”動作が軽い”ということである。この”サクサクとした操作感”は、他のどのVMSにもない最大の特徴である。インストール作業も非常に早く、起動も非常に早い。
NX Witnessの評価版のインストールについて
NX Witnessの評価版については、以下のURLからダウンロードすることが可能である。細かい方法は割愛するが、まずは、アカウントを作成し、Free Trialのページからインストーラーをダウンロードする。
※英語のページではあるが、それほど難しいサイトではないので、興味のある方はぜひダウンロードしてみて欲しい。
NX Witnessはサーバープログラムとクライアントプログラムの2つに分かれている。筆者は両方のプログラムが入っている”バンドル版”のインストーラーをダウンロードした。
インストーラーファイルを右クリックして、”管理者として実行”する。
インストール時に、”Options”をクリックすると、このようにサーバープログラムとクライアントプログラムのどちらをインストールするのか選択することができる。
今回は、サーバープログラムとクライアントプログラムの両方をインストールすることにした。
このインストール作業が他のVMSと比較すると、非常に早いことが特徴である。
※筆者が知っている他のメーカーのVMSの場合、インストール作業に30分くらいかかるものもあるが、NX Witnessはたったの数分でインストール作業を完了することができる。
初期設定
まずは、『New System』をクリックし、母体となるサーバープログラムの設定を行っていく。
まずは、任意のサーバー名を設定する。
次に、管理者(admin)のパスワードを設定する。
たったこれだけの作業で、システムが使えるようになった。無駄が一切ないとても洗礼されたシンプルなユーザーインターフェースだ。
ここで”言語の変更”をしておく。画面左上の『三』のボタンをクリックし、”Local Settings”を開く。
”Lock and Feel”の設定タブから、Languageで”日本語”を選択し、『OK』ボタンをクリックする。これで、アプリケーションが再起動し、言語を日本語に切り替えることができる。
カメラを追加する場合は、『デバイス追加』をクリックする。
カメラのIPアドレスやユーザー名、パスワードを入力する。
※なお、カメラの機種によっては事前にカメラ側でONVIFを有効化しておく必要があるので注意して欲しい。
たったこれだけの簡単操作でカメラの登録が完了した。
筆者はマニュアルを全く見ていないが、わずか数分でこの作業を完了することができた。NX Witnessはそのくらい無駄を省いており、非常にわかりやすい操作感となっているので、
ネットワークカメラに携わる販売業者はもちろん、エンドユーザーの方も一度はインストールを試してみて欲しい。