システムケイ NVR-6132Uはカメラ32台の録画
本日は、システムケイ社のNVR-6132Uの開梱を行っていく。NVR-6132Uはカメラ32台が録画できるレコーダーである。設置形態として、サーバーラックにマウントできるようになっている。
レコーダー本体にHDMI対応モニタとマウスを接続することができ、PCレスで運用することが可能だ。もちろん、ブラウザ(IE)で接続し、ライブ映像の表示や録画映像の再生を行うこともできる。
保証期間はシステム部:5年 HDD部:2年となっており、長期保証となっている。
それでは早速、開梱していこう。
正面から見たイメージは以下の通りだ。
付属品は、トラブル発生時の簡易説明書や電源ケーブル、LANケーブル、CD-ROMとなっている。CD-ROMには、CMS(レコーダー統合ソフトウェア Central Basic)も同梱されている。統合管理ソフトウェアが無償であるという点も魅力の1つである。
※CMS(Central Basic)を利用すると、PCで複数のレコーダーを統合管理することが可能となる。最大256台のカメラの統合管理ができる。
奥行は383mm
NVR-6132Uのサイズは、(D)383 ×(W)430×(H)43.5mmとなっており、サーバーラックマウントタイプのレコーダーとしては、比較的、小型である。奥行の浅いサーバーラックへの格納も可能である。使用するラック数も1Uで済む。
筆者は下位モデル(カメラ4台録画)のNVR-204 MKⅡも保有しているが、NVR-204 MKⅡと比較すると、NVR-6132Uの方が一回り大きい印象だ。
以下掲載写真の上に載っている黒い筐体のレコーダーがNVR-204 MKⅡで、下の土台になっている筐体がNVR-6132Uだ。
入出力端子は以下の通りとなっている。繰り返しとなるが、レコーダーのHDMI端子にモニタを結線すると、PCレスで運用することが可能となっている。
また、下位モデルのNVR-204 MKⅡはUPSによる自動シャットダウンに非対応となっているが、本モデルのNVR-6132UについてはAPC社のSMT750Jなどと組み合わせて利用することで、停電時の自動シャットダウンにも対応している。
HDDのスロットは4つ
NVR-6132Uは、SATA HDDを4枚まで装着することが可能である。仮に、1TBのHDDを4枚装着した場合、4TBとなる。最大で6TBのHDDを4枚装着し、24TBのレコーダーとして稼働させることが可能だ。
また、RAID5にも対応している。仮に、6TBのHDDを4枚挿入した場合、1枚分がパリティとなるため、録画できる容量は18TBとなる。
比較的、小さい筐体で24TBのHDDを装着できることは非常に魅力的である。
なお、筆者はレコーダーボディのカバー部分も取り外ししてみた。基盤部分と冷却用のファン、電源部などを確認することができた。
まとめ
- NVR-6132Uは、サーバーラックマウントタイプのレコーダーでカメラ32台の録画が可能である。
- HDMI端子にモニタを接続することでPCレスで運用することができる。
- HDDは4スロットあり、最大で24TBまで拡張することが可能だ。
補足として
なお、システムケイ社では現在、NVR-Proというレコーダーも展開している。NVR-Proについては、モデルによって最大カメラ128台を録画できるモデルもある。また、統合管理を行う場合、数百~数千台のシステム構築も可能だ。
より規模の大きいシステムを希望されるユーザーは、NVR-Proの導入も検討してみて欲しい。