ネットワークカメラ推進会

Network camera promotion and communication

携帯電話の契約を見直す

以前、料金は1万円を超えていた

 

 皆様の携帯電話はどの通信事業者と契約されているだろうか?

 

 筆者は、数年前(2016年頃)までは“いわゆる大手キャリアの3社”であるソフトバンク回線を利用していた。

 理由としては、やはり『快適な環境で利用したかった』からだ。当時、筆者はXperiaの愛好家であった。当時、Xperiaはまともな格安ケータイはリリースしていなかったため、必然的に、大手キャリアと契約を結んでいた。

 

 料金としては、1万円~1万5千円くらいであったと思う。当時はそれが当然だと考えており、MVNOや格安ケータイなど全く考えていなかった。

 

 筆者は、ネットワークカメラの映像をスマートフォンで閲覧することも多く、速度遅延が発生するのが嫌だったのだ。

 

MVNOの課題

 

 MVNOなど興味がなかった筆者であるが、その考えが変わったのは、2017年頃だったと思う。

 

 具体的な理由はもはや忘れてしまったが、ちょうどこの頃からMVNOでも「通話料が定額制のサービス」など、料金プランが充実してきており、端末の選択肢も広がってきたように記憶している。

 

 結局、ラインモバイル(ドコモ回線)と契約したのであるが、大手キャリアからの乗り換えで、月々のランニングコストを5,000円~10,000円ほど下げることができた。

 

 しかしながら、課題もあった。それは朝と昼間の速度の低下である。契約者数が少ない頃は非常に速い速度で通信することができたが、やはり利用者が増えてくると、混雑することが多くなった。

 

 電波が届かないことも理由にあったのかもしれないが、朝の電車移動時には、まともに通信ができないレベルまで速度が落ちてしまう日もあった。

 

 ネット上の記事などを見ていると大手キャリア3社以外でも『Yモバイル』や『UQモバイル』は速度が速いという噂は聞いていたが、契約期間の縛りや複雑な料金プラン(2年目以降は料金が高くなること)が嫌で契約をすることはなかった。

 

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UQモバイルの契約がシンプルになっていた

 

 そんな筆者がたまたまUQモバイルの店頭で、声をかけられた。

 

 店員『キャンペーンを開催中です。いかがでしょうか?』

 

 筆者『これって、初年度は<2,980円/毎月>だと思うんですけど、2年目以降はいくらになるんですか?』

 

 店員『<2,980円/毎月>です。料金が上がることはありません。

 

 筆者『でも、2年の最低契約期間とかあるんですよね?』

 

 店員『それが、なくなったんですよ。いまは料金プランがシンプルになりました。』

 

 筆者『へ・・・?』

 

 店員『詳しいご説明をいたしましょうか・・・?家族で契約いただくとさらにお安くなりますよ…。

 

 どうやら話を聞いていると、総務省の是正勧告などの影響もあり、各通信事業者において料金プランの変更が行われているとのことであった。筆者もニュースなどで少しは耳にしていたものの、十分な情報収集ができていなかった。

 

 あくまでも色々な計測データがあるので、筆者の偏見であるかもしれないが、大手キャリアに次いでMVNOの中では、比較的速度が速いとされるUQモバイルにおいて契約期間の縛りがなくなったことは非常に衝撃的であった。

 これを機に契約を乗り換えてもいいかもしれない。

 

www.uqwimax.jp

ネットワークカメラは非常に多くのデータ通信を必要とする

 

 近年、ネットワークカメラの映像をスマートフォンから閲覧したいというニーズが増えている。ネットワークカメラのクラウドサービスが充実してきていることも背景としてあるが、やはり“ワークスタイルが変化している”ことも要因であろう。

 

 どの業界でも人手不足である。従来は、ヒトが訪問したり、巡回してチェックしていた作業は、カメラに置き換えられるようになってきている。例えば、複数の店舗を管理しているマネージャーが、スマートフォンから各店舗の集客状況や接客態度をチェックするようなユースケースも増えている。

 

 しかし、注意しなければならないのが通信制限である。どうしても動画データをずっと閲覧していると速度制限の対象となってしまうことがある。また、キレイな映像を閲覧するためには、十分な帯域が必要だ。

 

 現在の携帯電話の料金プランや回線速度に対して不満を持っているユーザーは、携帯電話の回線契約を見直してみてはいかがだろうか?

 

<下り>と<上り>の違いを理解する

 

 最後に、誤解がないように説明しておく必要があるが、スマートフォンからカメラの映像を閲覧する場合、原則としては『下りの速度や容量』が重要である。

 

 一方で、カメラの映像をクラウドサービスのデータセンターにアップロードする場合、『上りの速度や容量』が重要となる。一般的に、ネットワークカメラは大容量のデータをアップロードするため、通常の回線契約では速度制限の対象となってしまうことが多い。

 

 ネットワークカメラの映像をアップロードする場合、『上りの容量が無制限』であるSIMを契約する必要がある。これについては、別の記事で説明したい。

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