動体検知(モーション検知)の設定方法
今回の記事では、Imou(アイモウ)ネットワークカメラのモーション検知の設定方法について説明する。
なお、まだ、スマートフォンで初期設定をしていない人は以下のURLより初期設定を完了させてほしい。
まず、画面右下のヒトのかたちをしたボタンを押下する。
『デバイスセンター』を選択する。さらに、モーション検知の設定を行うカメラをタップする。
『防犯設定』を押下する。『動体検知のスライドボタン』がONになっていることを確認する。また、検知エリアを制限したい場合は『検知エリア設定』を押下する。
モーション検知の対象としたいエリアをオレンジ色で塗りつぶす。なお、モーション検知の対象外としたいエリアについては<消しゴム>を使って、透明に戻すようにするとよい。設定後は画面右上の『保存』ボタンを押下する。
また、ネットワークカメラでモーション検知の設定をした場合、あまりにも感度が高いとモーション検知の通知が頻繁に発生してしまうことがある。その場合は、『検知感度』を選択し、検知感度を3から2や1に変更する。
また、モーション検知を行う【曜日】と【時間】を設定することも可能だ。在宅している間にモーション検知の設定を入れていると、何度もモーション検知の通知がされてしまい、煩わしい。
時間帯を決めてモーション検知の設定を行うことで、外出時など必要な時間帯のみモーション検知を行うことができる。
通知の設定について
ネットワークカメラでモーション検知を有効していておき、モーション検知時にスマートフォンに通知を送る機能がある。
スマートフォンに通知が飛ぶので、通知ボタンをタップすると、モーション検知を行った時間帯の映像を瞬時に再生することができる。
※筆者は有償のクラウドサービスには加入していないが、有償のクラウドサービスに加入していると、録画映像を簡単に参照することが可能だ。
その他の検知設定
人体検知・スマート追跡
また、実用性がどこまであるかどうかは別として、Imouのネットワークカメラは様々な検知設定が存在している。
まずは『人体検知』と『スマート追跡』機能である。
人体検知とは、その名前の通り人体だけを動体検知し、それ以外の被写体を検知外とする機能である。
スマート追跡は モーション検知の応用で、動体検知が発生した場合、目標を追跡して録画する機能である。
筆者が簡易的に検証した限りでは、 このスマート追跡機能を『実運用で利用するには厳しいかもしれない・・・』という感想であったが、いちおう機能として保有しているので紹介しておく。
法人向けのネットワークカメラでも追跡機能・または追尾機能については適切に動作できないケースも多いので過信はしない方がよいと考えられる。
異常音検知(異常音アラーム)
続いて異常音検知である。これは異常な大きさの音を検知した場合に、録画を行う機能である。
機器情報の設定ページより『異常音アラーム』をタップする。音量設定で、どのレベルから異常音として検知させるのかを設定する。例えば、上記の設定の場合、70㏈を超えると異常音として検知を行い、録画を行う設定となる。
ジオフェンシング機能
筆者がこのネットワークカメラを購入して、最も驚いた機能が『ジオフェンシング機能』である。
ジオフェンシング機能とは、地図上で指定した範囲の外に出ることで、動体検知の通知のオン/オフが切り替えられる機能である。例えば、室内で生活をしているときにモーション検知の設定がONになっていると、何度も通知が来てしまい非常に煩わしい。
しかし、この機能が実装されると、外出した時だけモーション検知の通知がされるので、非常に便利である。まだ、正式リリースされているわけではなく、試用版のようであるが、廉価なネットワークカメラでこのような機能を保有しているモデルは初めてであった。非常に興味深い機能である。今後、正式対応されることに期待したい。
連動アラーム機能
連動アラーム機能をONにしておくと、例えばモーション検知時にカメラから警告音を発声させることができる。例えば、侵入者を検知した場合にカメラから大きな音を出して、侵入者に対して威嚇を行うことが可能だ。
ただし、この機能を有効にしてしまうと、意図しないタイミングでカメラから警告音が出てしまうことがあるので注意して欲しい。筆者も間違えて設定してしまい、カメラから頻繁に警告音が出るようになってしまい、近所の迷惑になってしまった。
誤検知の場合でも警告音を発声してしまうリスクがあるので、この機能を利用する場合は留意して欲しい。
まとめ
- Imouのネットワークカメラは簡単にモーション検知の設定が可能である。
- モーション検知だけではなく、スマート追跡や異常音アラートなど、珍しい検知機能も保有している。
- 今後、ジオフェンシング機能が正式リリースされる可能性がある。