ネットワークカメラ推進会

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HIKVISIONのインテリジェント画像解析

様々なインテリジェント機能が搭載されている

 

 筆者が保有するDS-2CD2145FWD-Iには様々なイベント機能(インテリジェント画像解析)が搭載されているため、その一例を紹介しよう。

 一般的な【モーション検知】機能はもちろん、それ以外にも多様な検知機能を実装している。

 

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 カメラ本体にログイン後、『イベント』→『smart事件』というボタンを押下すると、インテリジェント画像解析機能の一覧を見ることができる。

 以下の通りだ。

 

  •   シーン変更検知
  •   顔検出
  •   エリア侵入検出
  •   線のクロス検出
  •   放置手荷物検知
  •   物体撤去検知

 

 ネットワークカメラは”単に映像がキレイ”であるというだけでは、なかなか差別化が難しくなっている。カメラに対して、いかに高付加価値な機能を付与できるかが差別化を行う重要なポイントとなっているのだ。

エリア侵入検出

 

 エリア侵入検出はその名前の通り、設定した『エリアに何らかの物体が入ったタイミングで検出を行う』機能である。ざっくりとした設定の方法は以下の通りだ。

 

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 『smart事件』の『エリア侵入検出』を選択する。

 

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 『検知エリア』ボタンを押下し、映像のどのエリアを検知対象とするのかを設定する。また、どのくらいの時間が経過すると検知するのかを選択する。

 ※上記の場合、5秒以上経過すると検出するように設定した。

 

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 誤検知を最小化するために、検知する物体の【最大サイズ(MAX)】と【最小サイズ(MIN)】を設定しておくと良いだろう。

 ※また、『感度』の調整で検出のしやすやを調整することもできる。

 ※設定後は『保存』ボタンを押下する。

 

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 何らかの物体がエリア内に入り、5秒以上経過すると、検出することとなる。

 

 線のクロス検出

 

 線のクロス検出は、その名前の通り、指定したラインを通過したタイミングで検出ができる機能である。

 

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 例えば、上記の設定方法の場合、AエリアからBエリアに物体が通過したときのみ検出することができる。逆にいうと、BエリアからAエリアに物体が通過したときは検出しないのだ。

 

 このようにある特定の仮想的な線を通過したタイミングで検出できる機能が『線のクロス検出』である。

 

 この他にも様々なインテリジェントな画像解析機能があるため、次回以降、詳しく紹介していきたい。

 

放置手荷物検知

 

 放置手荷物検知は、その名前の通り、何らかの物体が指定したエリアに置かれて、数秒経過した段階で検知する機能である。例えば、不審な荷物などが置かれた場合に、これを見つけるものである。

 なお、映像の差分(動きの変化量)で検出するため、ヒトがたくさん行き交うような場所では適切に検知できない可能性があるため注意して欲しい。

 

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 これも設定の手順としてはその他の検出・検知機能と同様である。検知するエリアを指定し、検知する物体の最大サイズと最小サイズを定義する。これで誤検知を軽減することができる。

 また、物体が放置されてから何秒後に検知するのか【時間限界値】を設定する。例えば上記の写真の場合、5秒以上、指定したエリアに荷物が放置されると検知するものである。

 

物体撤去検知

 

 物体撤去検知は、放置手荷物検知の逆の考え方である。もともと設置していたものが、指定したエリアから取り除かれると、これを検知するものである。例えば、貴重品や展示物などが何者かに持ち去られるとこれを検知することを目的としている。

 

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 物体撤去検知も、検知するエリアや検知する時間を指定することで設定することができる。これも、映像の差分で検知していることから、ヒトが行き交うような激しい映像の変化が発生するシーンにおいては、適切に検知できないリスクがあるため注意して欲しい。

 あくまでも付加価値として活用すると良いだろう。インテリジェント検知機能は、誤検知や未検出のリスクがあることも認識したうえで利用すべきだろう。

 

まとめ

 

  •  ハイクビジョンのカメラには様々な画像解析機能がある。
  •  エリア侵入検出は、指定したエリアに物体が侵入した場合に検出する機能である。
  •  線のクロス検出は、指定した仮想的なラインを物体が通過した際に検出する機能である。
  •  放置手荷物検知は、物体が指定したエリアに置かれて、数秒経過した段階で検知する機能である。

  •   ただし、誤検知や未検出のリスクもあるので、100%適切な検知ができるものではない。