ネットワークカメラ推進会

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H.264プロファイルの違いとH.265の登場

H.264にも複数の種類がある

ネットワークカメラの設定を行う際、<JPEG>と<H.264>のどちらかを選択する必要がある。

しかし、機種によってはH.264設定時に

<①ベースライン><②メイン><③ハイ>といくつかのプロファイルが選択できるケースがある。

 

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まずはH.265ではなく、現在主流のH.264から説明しよう。筆者も現時点では、規格に関する深い知識があるわけではないが、分かっている範囲で説明する。

もし、より詳しい方で私の説明が間違っている場合は指摘してほしい。

H.264といっていもいろいろな種類(プロファイル)がある。

 

H.264 映像圧縮の効率性

ネットワークカメラでは、より映像を圧縮し少ないデータ量で送信することが求められるが映像圧縮の効率性の順番で並べると下記の通りとなる。

軽い> ③ハイ > ②メイン > ①ベースライン >重い

 

①ベースラインプロファイル

①ベースラインプロファイルは最もシンプルが圧縮方式である。イメージとしては、1つの画像を「4ピクセル×4ピクセル単位」で小さく分割し、バラバラのブロックデータにする。そのブロックデータを1つずつ処理する方法である。

撮影した範囲全体を送信するIフレームと、動きがあった部分だけを送信するPフレームの2つのフレームで構成される。

※以下の写真は説明用のイメージである。実際には、もっと細かくデータ化されてる。

②メインプロファイル

②メインプロファイルは、①のベースラインプロファイルに、さらに「時間的予測や動きの予測」を追加したものである。 I, Pフレームだけでなく、Bフレームが追加される。平たくいうと、①ベースラインプロファイルよりも、より映像の差分だけを送信できるようになった…と考えてよい。

 

③ハイプロファイル

③ハイプロファイルは、もっとも進化した方式で「4ピクセル×4ピクセル単位」か「8ピクセル×8ピクセル単位」か考えて、送信する方式である。ざっくりいうと「密度が高いところは細かく送信した方がいいから4×4で送信しよう!密度の低いところはもっと大きく8×8で送信して、軽くして圧縮しよう」と臨機応変に送信するイメージである。

 

 

H.265の登場

そして、H.264に代わる次世代の映像形式として登場したのが、H.265である。18年3月時点では、まだまだ対応しているカメラやレコーダーが少なくメインの映像形式とまでは言えないが、パナソニックの主力機(iPROシリーズ)でH.265が利用できるようになっており、今後、国内市場においてもH.265へシフトしていく可能性は十分に高い。

H.265とは、H.264よりもさらに映像を圧縮できる形式である。H.264をさらに半分の容量にまで圧縮できるともいわれている。ざっくりいうと「密度が低いところは8×8どころか、もっと大きく32×32のブロックで送信して、さらに軽くしてしまおう」という方式である。

ここ数年で、ネットワークカメラは高画質化が一気に進んだ。また、この流れは今後も続くものと思われる。

各メーカーがどこまで高画質化した映像を圧縮できるのか、期待しよう。