アクシスセキュアリモートアクセスとは?
アクシスコンパニオンおよびアクシスカメラステーションでは、アクシスセキュアリモートアクセスが利用できる。アクシスセキュアリモートアクセスとは、ざっくりと説明すると、固定IPアドレスやダイナミックDNSを利用しなくても、遠隔地から接続ができる仕組みである。
アクシスカメラステーションの場合は、録画サーバーとビューワーPC(またはスマートフォン)の間を仲介サーバーを通じて接続することができる。
アクシスコンパニオンの場合は、カメラとアクシスコンパニオンをインストールしたPC(またはスマートフォン)の間を仲介サーバーを通じて接続することが可能となる。
アクシスカメラステーション利用時の注意点
LTEなどのモバイル回線を利用してサーバーに接続する場合、またはサーバーとの通信状況により、データ容量の制限があるため注意が必要だ。例えば、筆者のスマートフォンの場合、1か月で5GBの容量となっている。これを超える場合、何らかの制限がある可能性があるため注意して欲しい。
アクシスカメラステーションの場合の設定方法
アクシスカメラステーションでリモートアクセスを行う場合の設定方法について説明する。
アクシスカメラステーションを開き『Axis Secure Remote Access』の設定を開く。MyAxisのアカウント情報(メールアドレスとパスワード)を入力し、適用ボタンを押下する。
続いて、『Axis Secure Remote Access』を『有効にする』を押下する。
MyAxisのアカウントは事前に以下のURLで作成して欲しい。
PCからログインする
PCからアクシスカメラステーションのサーバーにログインする。
ログイン時に『AXIS Secure Remote Accessにサインイン』を押下する。
MyAxisのメールアドレスとパスワードを入力し、『サインイン』を押下する。これで遠隔地からアクシスカメラステーションへログインすることができるようになる。
スマートフォンからログインする
スマートフォンからログインする場合もPCとほぼ同じオペレーションとなる。
仲介サーバーにサインインするために、MyAxisのメールアドレスとパスワードを入力する。録画サーバーのユーザーとパスワードを入力し、ログインを押下する。
これでPCと同様に遠隔地から映像を閲覧することが可能だ。
繰り返しとなるが、LTEなどのモバイル回線を利用した接続ではデータ容量の制限があるため注意して欲しい。
まとめとして
アクシスセキュアリモートアクセスを利用すると、固定IPアドレスやダイナミックDNSを利用しなくても、遠隔地から録画サーバーにログインすることができる。
複数の録画サーバーを管理する場合、VPNを構築しなくても録画サーバーにログインできることから、活用して欲しい。