AXISネットワークカメラのログ収集方法
前回の記事では、ログ収集の重要性について説明したが、今回の記事ではログ収集のサンプルとしてAXIS製ネットワークカメラの操作方法について説明する。
①ブラウザを開き、カメラのIPアドレスを入力する。
②ユーザー名とパスワードを入力し、ログインする。
(※なお、このようにシステム障害時に問題なくカメラに接続が出来る場合は、その時点でかなり幸運なことである。カメラ本体のファームウェアがハングアップしている場合は、カメラに接続できなかったり、PINGの応答も得られないケースもある。)
③「システム」→「メンテナンス」の順番で押下する。
④「サーバーレポートをダウンロードする」をクリックし、データをダウンロードする。
⑤ZIPファイルがダウンロードされるので、このファイルをベンダー(AXISの販売店やヘルプデスク)に提出すると、技術者からの見解を得ることができる。
サーバーレポートには、システム情報、ユーザーアクセス、イベントログ、設定リスト、ネットワーク設定、現在の画像のスナップショットなどが保存される。
⑥ユーザー自身でログデータを確認したい場合は、エクセルなどで開くと見やすいので参考にして欲しい。
英語表記なので難しいかもしれないが、障害が発生した日時のデータを確認すると、何が原因か分析できるかもしれない。
⑦クラッシュレポートについて
なお、障害の内容に応じてクラッシュレポートの提出が必要となる場合がある。クラッシュレポートは、詳細なデバッグ情報も含まれる。 例えば、ユーザーID、パスワード、ビデオ画像、ネットワークトラフィックなどが含まれる。必要に応じて、AXISカメラの販売店やヘルプデスクに提出が必要となる。
カメラメーカーによってログ収集の方法は異なるが、アクシス製のネットワークカメラの場合、比較的、容易にサーバーレポートをブラウザからダウンロードすることができる。
百聞は一見に如かずという言葉ではないが、どんなにユーザーがその症状を訴えてもうまく伝わらず、ログの解析によって詳細な原因が特定できるケースも少なくない。障害発生時は、是非、ログ収集を試してみて欲しい。