ネットワークカメラには、大きく2種類のカメラが存在する。
<①広角カメラ>と<②ズームカメラ>だ。
(※そのほかにも様々なタイプのカメラが存在するがここでは割愛する。)
広角タイプのカメラ
これは、被写体をより幅広く撮影するためのカメラである。
カタログを見る場合に、ほとんどのメーカーで【水平角度:●●度 垂直角度:●●度】と記載されているため、この数値を参考にしてほしい。
例えば、水平画角が90度以上のカメラの場合、部屋のコーナーに設置した場合、部屋全体をおおよそ撮影範囲としてカバーすることができる。
一方で、被写体を広く撮影する分、遠い場所にある被写体は相対的に小さく映る。
※特に下記のように廊下の角にカメラを設置する場合は、水平画角だけでなく、垂直画角も広いモデルが望ましい。
ズームタイプのカメラ
これは、特定の被写体やポイントに的を絞って撮影するためのカメラである。
カタログを見る場合に、ほとんどのメーカーで【光学ズーム:●●倍】【焦点距離:●●mm】と記載があるため、この数値を参考にしてほしい。
光学20倍ズームカメラの場合、下記の動画のように非常に遠い場所の被写体も撮影することが可能だ。ただし、一点にズームをすると他のエリアは死角が大きくなる。
本来は、画角も広くて、ズームもかなりできるモデルがあると理想だが、レンズの構造上、基本的に両方のメリットを備えるカメラは(原則として)存在しない。
カメラを選定する際は、設置場所に応じて 「広く撮影するのか」それとも「ズームをして撮影するのか」予め決めておく必要がある。